有史以来人間は、死者に対して葬式を行ってきました。

それは遡ると4万年前のネアンデルタール人が北イラクのシャニダール遺跡から発見されたネアンデルタール人の墓地にある人骨から花粉が発見されたように、古代から死者を弔う、葬式という儀式が行われていました。

では、日本ではいつからお葬式が行われるようになったのでしょうか?

それは、縄文時代から行われていたといいます。

縄文時代では、精霊信仰というものがあり

(生物、無機物を問わず全てのものに霊が宿っているという考え方)

それに基づいて、屈葬という死者の膝を曲げ埋葬する方法をとっていました。

屈葬をする理由には先程書いた精霊信仰の考え方が反映されていて、死者が誤って蘇らないようにするという考え方によるものだそうです。

時代が進むと、古墳時代に代表されるように大型のお墓に埋葬する風習ができました。もっとも、この古墳は一部の豪族によって行われているだけで、一般的な民衆は、土葬などで埋葬されていました。

現代から最も近い火葬の方法でお葬式が行われだしたのが、仏教が伝来して後の平安時代からだと言われています。

といっても火葬されるのは貴族や身分の高い人たちが多くまだまだ現代のようにすべての人が火葬の方法でお葬式を行われる事はありませんでした。

その火葬ですが一般的に行われるようになったのは、戦後になります。高度経済成長期になると、住宅や工場などの建物が増え土葬を行うスペースがなくなっていきます。

そこで火葬をする地域が増えていき、1980年代にはほぼ100%の地域で火葬がされていたそうです。